東北エリア(青森県) カテゴリ:その他
2016-07-07 19:37:51 走行日:2016-07-03〜2016-07-03
グー!(7)
フィロ:「フィロストラトスで御座います。貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若い石工も、メロスの後について走りながら叫んだ。
フィロ:「もう駄目で御座います。無駄で御座います。走るのはやめて下さい。もう、あのお方をお助けになる事は出来ません。」
メロス:「いや、まだ陽は沈まぬ」
フィロ:「ちょうど今、あのお方が入浴になるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申し上げます。ほんの少し、もうちょっとでも早かったなら!」
メロス:「いや、まだ陽は沈まぬ」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。 うっらぁ!、ラストスパートだびょん。
高山稲荷神社
14時10分、高山稲荷神社到着。ここまでの走行距離354km。このツーリングで唯一の観光です。ここは子供の頃来て以来、ん〜十年ぶりですが、相変わらず立派です。確か冠位は正一位、歴史は古そうです。中世に栄華を誇った、十三湊の安東氏に関係有るのですかね〜?
高山稲荷神社
お稲荷様と言えば赤い鳥居。しかしこちらの鳥居は参道から一山越えた所にあります。早起きの寝不足とスタートからほぼ飲まず食わずで走ったうえの石段攻め。軽い眩暈をおぼえ売店のベンチで一休み。小説の様にマジで心が折れかけました。「セリヌンティウス、ちから一杯私を殴れ」で気力が多少回復した14時40分、高山稲荷神社を後にしました。
不老不死温泉
16時黄金岬到着。地元、金刀比羅神社から428.3km。ほぼ11時間の旅が終わりました。西海岸に出てからが長かった。青森県最西端の場所がはっきり分からなかったので余計に長く感じました。近くの漁港で漁師さんに聞くと、灯台の下、不老不死温泉を下った所が西の端との事。行ってみるとそこは・・・
黄金岬
なんと露天風呂。青森県の西の端が露天風呂?え〜っ!?
「メロ・・・ス(ryは疾風の如く浴場に突入した。間に合った。」しかしセリヌンティウスは既に入浴中であった。メロ・・・ス(ryは、まごついた。そして少女から貰った緋のマントを脱衣場に捧げて黙って帰路に就いた。
深浦町岡崎海岸夕陽展望台
ホントのところは狭い駐車場に沢山の車。居心地が悪くそそくさと退散しました。でも、それでは余りにも恰好が付かないので途中で見付けた、多少草臥れている岡崎夕日展望台で記念撮影。因みに後ろの岬は青森県最西端ではありません。この後、自宅まで自動車道。高速道路、有料道路をフルに使い、19時11分到着しました。この日の青森県の日没時刻は19時12分。まさしく「最後の一片残光も、消えようとした時」の帰宅となりました。総走行距離600.6km ご清聴ありがとうございました。 完
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