中国エリア(岡山県) カテゴリ:その他
2016-07-20 06:18:53 走行日:2016-07-18〜2016-07-18
グー!(22)
「海の日」ということで、海、瀬戸内は「直島(なおしま)」に行ってまいりました。
岡山出身ということで、県民あこがれの一流企業ベネッセが実効支配する島として以前から気になっていました。
直島は岡山県の宇野港と目と鼻の先、フェリーで20分。
フェリーは6:10の始発から20時台まで、期間中は一日13往復(宇野-宮浦)しております。
この日は、たまたま「瀬戸内国際芸術祭」の夏期間の開幕でしたが、
常設展示めぐりなのであまり関係ありませんでしたw
ただ、この芸術祭のすごい所は、春・夏・秋と年3回、延べ3か月以上やっておる所です。
準備やらなんやらかんやら含めると年中、島の人々は芸術祭に関わるわけで、
すごく効果的な町おこしになっていたように思えました。
常設展示や前衛的な美術館も多いわけです。
日本には彫刻の森的なスポットがいくつかありますが、
島の風景やライフスタイルをガラリと変えた点は特筆すべき芸術祭と言っていいんじゃないでしょうか。
そんな芸術祭の中心地「直島」をバイクでまわるとどうなるか、レポートしてみたいと思います。
上の写真は、「南瓜」(草間彌生:くさまやよい)。島のどこかにあります(^艸^)。
お出迎え
直島の宮浦に着くと、早速「赤かぼちゃ」のお出迎えです。
「南瓜」と同じ作者ですね。
黒い水玉の配色はあり得んわ、と思ってましたが、
それは配色の話。いろいろな役割があるようです。
完璧なほど地域、風景に溶け込んでいました。
「赤かぼちゃ」の中から眺めると、瀬戸内に浮かぶ島々も
ガラッと表情を変えるんですね。
なにげなく、あ、オブジェ。
バイクで幹線を外れてみます。
「あ。こんなところに池があるんだ。ちょっと一休み。」
のタイミングに、
遠くの水面で何か白いモノがフワフワしながら
クル〜リクル〜リとゆっくり回っているではありませんか。
水面に影を落としながら、風と共に姿を変える仕掛け。
水面を吹き渡る風に、お願いをしたくなります。
「もう少し、長く強く吹いてみてよぉ・・・」
(「彼方の気配」戸高千世子)
こんなところに置いてあるのか!w
上の「彼方の気配」もそうですが、
隠れスポットが直島にはいくつかあるようです。
バイクで走っていて楽しくなる仕掛けですね。
「もうひとつの再生 2005-N」(三島喜美代)
朝8時ごろ、開館前。
写真は「直島ホール」。
朝8時頃は静かで良かったです。
町民体育館のようですが、庭園を含め、理想の日本建築を見る思いです。
直島の気象調査から始まり、設計に2年半。
この場所で生まれる風と地下水を利用した空調が素敵です。
屋根は総ひのき葺き。
内装が気になる〜。
直島離岸30分前
この日は、芸術祭の開幕。
開幕直後の9時台着岸の便に合わせた歓迎セレモニーに人が集まってきました。
開幕前のひと時、島の和太鼓部隊の子どもたちがゆるキャラ君と遊びます。
ゆるキャラ君も楽しそう。暑いのに・・・。
和太鼓チームは大人も混ざり、そりゃ本格的で立派な演奏でした。
あ。結局、直島で使ったお金は地元産のそうめん460円だけだ。申し訳ナス-ー;)
芸術祭の余波
本土側の宇野港周辺にも芸術祭関連のオブジェが散在しています。
「宇野のチヌ」(淀川テクニック)
ゴミを使って作ってあります。鼻は革ジャンですねw
風化のたび、ゴミで修復されるそうです。やるなあ。
写真の女性は、口の中を覗き込んでウケてましたw
今回のレポートは主に直島ですが、
国際芸術祭は、瀬戸内12の島と高松市、宇野港のある玉野市を巻き込んだ大プロジェクトです。
今回紹介したのは、そのごくごく一部です。
有料の展示も沢山あります。
隠れスポットとかも含めて見所満載なので、
バイクはおススメです。
フェリーが就航している島は限られますが、
他の島も気になるし・・・・
こりゃ期間チケット買った方がいいかな・・・
夏期間は、9月4日(日)まで。
スポット詳細情報