甲信越エリア(長野県) カテゴリ:自然
2017-05-06 21:43:55 走行日:2017-05-04〜2017-05-06
グー!(72)
就職して、初めてGWに連休をもらった。
どこへ行こうか。
そういえば、春になったらご一緒しませんかとお声を掛けてもらっていたっけ。連絡すると「行きましょう」とのお返事。それならと前後の予定も立てようとしたものの、なかなか決まらない。GWだし、とりあえず宿だけ押さえておくか。
ところが、ようやくツーリングコースが決まったと思ったら、予定していたツーが同行者の都合でキャンセルに。
せっかく宿を確保したんだから、ルートは何とでもなる、とにかく行こう。どこへ? また振り出しに戻った。
とりあえず、宿を起点にルートを考える。
既に連休に入っているブロス友からは、ボイスや日記がアップされている。
その中に気になる場所が…
よし! 私もここへ行ってみよう!
ようやく決まったのが出発前夜。いつもながらの思いつき。まてよ、装備を変えなくちゃ。ゴソゴソ準備をしてようやく出発。
冬ジャケットに冬グローブ、オーバーパンツも履いて完全に冬の装いだ。大袈裟かと思ったが、朝はまだ肌寒い。おまけに雲は多いし、なかなか太陽の恩恵に授かれないのでちょうど良かった。
早朝の高速道路は、空いている上に流れがかなり速かった。風圧がすごい。あっという間に神坂PAへ着いた。先ずはトイレ休憩。
戻ると一人の四輪ドライバーがグラディウスを眺めていた。「カッコいいですね」と声をかけてくれたので、お礼を言ってPAを後にする。
伊那谷を走りながら、中央アルプス駒ヶ岳を眺める。雪はいつもより多いのか?よくわからないまま通りすぎる。小黒川PAでまたもトイレ休憩。1時間ごとに休んでいる形だ。次は梓川SAで少し給油。
岡谷JCから、車の量が目に見えて増えてきた。伊那谷を抜けると日も当たってきて暖かくなったのはありがたい。
最後に松代PAで休憩し、信州中野インターで高速を下りた。今度はガソリンを満タンにし、100円払ってトンネルを抜ける。
気温は17℃と高くなってきたが、これから山を上るとまた下がるので、冬装備のまま進む。
標識にしたがってR292へ。初めて志賀高原道路を走る。二車線あるきれいな道。対向バイクへ手を振ると、左手でヤエ〜を返してくれたあと、右手で下へ押さえるしぐさをした。
そうか。ピンと来た。走りたい気持ちを抑え四輪についていく。案の定しばらく走るとパトカーがいた。対向バイクに感謝!
高速で岡谷からトンネルを抜けると冠雪の北アルプスが綺麗に見え、長野を過ぎると黒姫と妙高もよく見えたが、上るに連れて奥の山並みも姿を表す。遅い四輪の後ろを走りながら、辺りをキョロキョロ。
スノボや春スキーを楽しむ人の車が路肩に止めてあり、中から人が出てきたりするので、危なくて追い越しなど出来ない。時おり、路面を雪どけ水が横切って流れているのでそれにも気を付けながら走る。
ようやく横手山のドライブインへ着いた。バイクを止めて写真を撮ろうと思ったが、駐車場が坂になっているので止める場所に苦労した。ヘタに下り坂へ頭から入ると、重くて引っ張り出せなくなる。
なんとか止めると、「名古屋からここまでどれくらいかかったかね?」東京から来たというおじさまに声をかけられた。
4時間半くらいでしょうか。「いつもならもっと早く着くが、今日は渋滞がひどかった。5時間かかった」大変でしたね。
答えながら、Dさんが渋滞でツーを諦めたと言っていたのを思い出した。やはり東京から出るのは大変そうだ。
次から次へと写真を取りに来る人がいるので、早々に退散する。
お次はいよいよ渋峠だ。Yさんのボイスを見て、行ってみたくなった場所。四国から来られたのだから、愛知からでも行けるだろう。軽い気持ちで決めたものの、実際に来てみて改めてYさんはすごいと思った。これに四国から愛知までの距離をプラスしたら到底走れない。
渋峠は駐車場がフラットで、しかもたまたま空いていたのですんなりと止められた。ちなみに四輪は満車な上に、駐車場の入口がいくつもあり、出る車、入る車でごちゃごちゃだった。来られる方はご注意を。
建物に入り、小腹が空いたので、自家製パンと歌ってあったチーズと野沢菜のパンを食べる。ついでに、国道最高地点の証明書もゲット。
そこから草津温泉へと下る道は、当然のことながら四輪が数珠繋ぎでノロノロ。ヘアピンが続くのでノロノロに拍車をかける。
やっと下りたと思ったら、今度は渋滞。路肩が狭いのですり抜けも出来ない。対向車線も混んでいるから諦めて後ろをついていくしかない。
左手が疲れてうんざりしてきた頃、ようやく少し走り出した。と、また渋滞。
ふと見ると脇道がある。これ幸いとばかりに右折。空いている上に走りやすい。
浅間山を一望できるところに休憩所があった。先客がいたので隣へ止める。ちょっとストレッチ。グローブを代えオーバーパンツを脱ぐ。気温は20℃。さすがに必要ない。
隣のCB1100は、若いお兄さんだった。練馬ナンバーか。草津温泉方面へ行くなら渋滞してることを教えてあげよう。
どちらへ? 草津温泉はかなり渋滞していますよ。「知ってます。実は地元なんです。この春就職で、こちらに越してきました」そして、「その、混んでいる方へ帰るんですけどね」と言って、手を振って出ていった。
R144へ出ると、車も少なく流れも良かった。嬉しい。少し走って、先程の休憩所で調べておいた県道へ左折する。そのまま山を上っていくと、また寒くなってきた。大したことはないだろうとそのまま進む。
峠に当たる場所にスキー場があった。バイク何台か止まっていたので、空いている場所を見つけて止める。
下りてメットを取り、隣のバイクを見ると、なんとRZ250。しかも初期型。現役で走ってるんだ〜と思わず声に出して言ってしまった。
するとオーナーが「珍しいでしょう」と声をかけてくれた。ゼファー750の方と二人連れで、このあと食事をして、佐久のバルーンフェスティバルを見に行くという。
私がパティオへ行くと言うと、道案内してくださることに。久しぶりに2ストの後ろを走った。懐かしいこの匂い。昨秋バイクのタカさんの後ろを走った時もそう思ったけど。
それにしても、250とはいえ速い。スイスイと山を下り、混む道をパスしてあっという間にパティオへ到着。
店には、ブロスメンバーではないライダーが数人いた。ドアを開けると、魔女〜羅さんが出てきてくださりご挨拶。やっと来れた。
ステッカーをいただき、記念撮影をして、おすすめのベーグルをパクリ。美味しい!
片付けものをする魔女〜羅さんといろいろ話をして、宿の時間があるので、3時半過ぎパティオを後にした。
本日の宿は北杜市。八ヶ岳の東側を走るR141をひたすら南下するルートだ。最初は気持ちよく走れたが、途中遅い車に阻まれノロノロ。お陰で八ヶ岳をゆっくり堪能できた。
そのうちにお決まりの渋滞。中央道へ向かうのだから仕方ないが。走りながら左手にダムを発見。位置からすると大門ダムだ。時計を見るとまだ間に合う。よし!とばかりに左折して、民家の間をゆっくり走りダムへと向かう。
インターホンを鳴らしてカードゲット。
宿に遅れると電話を入れ、あとはひたすら宿を目指す。ところが、左手に富士山が姿を表すと、また悪い虫が騒ぎ始め、脇道にそれてパチリ。下り坂だったので慎重にUターンして元の道へ。予定より30分以上遅れて宿に到着したが夕食には間に合った。
さて、明日は…
走行距離 約540km
燃費 26.8km/L
本日のレギュラーガソリン
148円(高速) 133円(信州中野)
ようやくパティオへ行けました
今日の宿は夕食付だったので、カレーはあきらめて、魔女〜羅さんおすすめのベーグルをいただきました。
もちもちで美味しい〜
ブルーベリーとチーズ入り。コーヒーもグーでした(^^)
スポット詳細情報