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ＣＢ１３００スーパーボルドールと言うバイク、とにかく乗れば乗るほど信頼感が増してくる。その走行性能は安定している。突発的な挙動がない。巨体にもかかわらず非常に軽々と動く。旋回性も卓越している。制動性能も良く、ブレーキング中の挙動も安定してる。


で、タンクが大きく航続距離も長くて燃費も、走り方にもよるんだろうけど、悪くはない。乗車姿勢も自然でロングツーリングでも疲れが少ない。とにかく公道ツーリング派には願ったりのバイクではある。ガソリンさえ補給してやればどこまででも走っていけそうなバイクではある。バイクに対する信頼感が湧いてくればそこに特別な感情が芽生えるのは当然のことだろう。


でもＣＢ１３００スーパーボルドールって男なんだろうか。女なんだろうか。軍艦も含めて船は英語では通称”She”である。まあ船乗りなどは女っ気なしで何カ月も公開するんだから自分が乗っている船は”She”なんだろう。今は軍艦にも結構女性が乗り組んでいるからどうなんだろう。


その他、乗り物には”She”を使うことがあると言う。これも愛車、愛機なんて言うのでその意味なんだろう。でも「彼女」と言うにはあのバイク、少し武骨でゴツくはないか。筋骨逞しく力持ちと言った風情だろうか。まあ、戦艦大和も紫電改も”She”だというならＣＢ１３００スーパーボルドールが”She”であっても何ら不思議はないが、・・。


もしもあれが女だったらカウルが頭、タンクが胸、シートが腰、・・うーん、ちょうどいいんじゃないか。でも感覚的には「行くぞ、相棒」「よし、しっかりつかまっていろよ」と言う感じだろうか。普段、家の中に引き入れて一緒に寝ているわけじゃないし、・・。


そうするとＣＢ１３００スーパーボルドールに感じている特別な感情と言うのは主にバイクに対する信頼感と言うことになる。そりゃそうだよなあ。走った直後のバイクなんか抱きしめたって火傷するくらいが関の山だろうし、家の中に引き込んで同衾してもスタンドでも外れた日には押しつぶされて圧死するだけだろうし、・・。あのバイクの姿形が好きというのは当然のことだが、ＣＢ１３００スーパーボルドールに対して持っている特別な感情と言うのはＣＢ１３００スーパーボルドールと言うバイクに対する絶対的な信頼感だろう。


大型のバイクで乗ってみたのは教習車のＣＢ７５０とＮＣ７５０だけでこの２台も教習所のコースを走っただけだが、やはりＣＢ１３００スーパーボルドールには及ばない。ＣＢ１３００スーパーボルドール、性能的に突出したところはないが、トータルバランスでは最高だと思う。もっとも世の中にはもっと信頼性の高いバイクがあるのかもしれないが、僕にはあいつが一番だ。それがあいつに対する僕の最も正直な感想かも知れない。


あ、ところで一本橋の通過方法、クラッチと後ろブレーキで速度を調整しながら小刻みにステアリングを振って、そして視線は空でも見ているのがいいかもしれない。そうすると安定するし秒数も稼げる、・・(^。^)y-.。o○。