ポツダム免許で大型二輪のペーパーライダー講習だって、・・??
2017年06月25日 10:20 グー!(22)|コメント(10)
先日、高齢者講習に来られた方が、講習が終了した後も帰らずに2階のベランダからじっと教習コースを見ていた。何を見ているのかなと思ったら、その方が、「大型バイクのペーパー教習ってあるんですか」と言う。
バイクに乗っていてリターンでもしたいのかなと思ったが、「ありますよ」と答えると「いくらくらいかかるの」と言うので「1万5千円くらいですが割引もありますよ」と言うと「大型のバイクに乗ってみたい」と言う。
「免許はお持ちですか」と聞いたら「二輪免許は普通車を取った時についてきたけど一度も乗ったことがない」と言う。『ああ、それっていわゆるポツダム免許のことか』と納得した。
1965年(昭和40年)9月1日に軽免許(二輪車は250cc以下、三輪車と四輪車は360cc以下)が廃止されて二輪免許の区分が50cc超に変更されたことに伴い、この時点で小型特殊免許と原動機付自転車免許以外の運転免許(軽免許を含む)を保有していた者に付帯免許として与えられ、終戦後に陸海軍の准士官の階級を1階級昇進させて少尉としたことに引っかけて通称ポツダム免許と言われている。
この方もその制度で大型二輪免許をお持ちなんだろう。「ペーパーライダー講習はありますが、バイクにお乗りになったことがないのなら小さいバイクで始めたらどうですか」と言うと「大きいバイクに乗りたいなあ」と言いながら帰って行った。
そのことを二輪の主任に話すと「まさか、どうぞお出でくださいとか言ったんじゃないでしょうね」と言うから「ぜひどうぞと言っておいた」と言ったら「そんな無責任なことを言って本当に来たら自分で面倒見てくださいよ」とガチ怒られてしまった。親切ていねいに教えてやればいいじゃないか、お客さんなんだから、・・(-。-)y-゜゜゜。以後、その方がペーパーライダー講習に来たという知らせは受けていない。