普通二輪AT用教習車がなくなってしまう、・・??
2016年12月09日 14:40 グー!(12)|コメント(0)
うちの教習所の普通二輪ATの教習車、ヤマハのマジェスティなんだけど、もう10根に情が経過してボロボロで更新しようとしたらホンダもヤマハもスズキも400のスクーターを作っていないそうで当然教習車も生産終了となって在庫もないとの返答だった。
マジェスティはもうエンジンもトランスミッションもだめでエンジンが止まってしまうとか、・・。「なんでATでエンストするんだよ」と言ったら「クラッチがどうのこうので、うんだらかんだら、・・・」と要領を得ないが、要は経年劣化でもうだめと言うことらしい。指導員が追走で乗っていたらエンストしてこけたとか、・・。笑ってしまったら、「笑い事じゃありません」と怒られてしまった。
それで2台あるマジェスティの1台は廃車にして部品取り、それから程度の良い中古車を探してきて教習車仕様の部品を移設して「ニコイチ」にして急場をしのごうかと言う話になったら、お上から待ったがかかってしまった。
使える車両はシルバーウィングが3台しかないが、1台はかなり古い車両で後の2台もあと5年もすればダメになってしまう。そうすると普通二輪のAT教習が出来なくなってしまうが、これはうちだけの問題ではなく日本全国の教習所も同じ悩みを抱えている。ビッグスクーターに乗りたければ普通二輪のMT免許を取れと言うことにもなりかねない。
うちは取り敢えず中古のシルバーウィング1台が手に入ったので、シルバーウィング3台、旧車のシルバーウィング1台、追尾用のマジェスティ1台の5台を確保したが、それでも5,6年もすればゼロになってしまう。10年もすれば日本の教習所から教習用ビッグスクーターが消えてしまう。
CB125のように外国で生産したバイクを持ってきて架装すればいいんだろうけど教習用スクーターは低速で効果的に動くようにエンジンやミッションを設定しているようだ。「高速走行禁止」というステッカーがインパネに貼ってある。二輪の教習車と言うのは低速でトルクが出るようにエンジン特性やギア比を変えているようなので厄介ではある。全国指定教習所協会連合会からメーカーに要望すると言うがどうなるんだろうねえ。何しろ二輪そのものが斜陽産業だからなあ。普通2輪のATを取りたい方は急いだ方が良いかも、・・。