馬力・速度自主規制の不思議
2016年05月30日 15:52 グー!(14)|コメント(0)
今日は天気が悪くバイクはお預け、それと体調もよろしくなくて医者に行ったらあちこち不具合があってしばらくは医者通いになりそうだ。まあ、もう若くないのだから仕方がないだろう。
ところで自動車やバイクには自主規制と言うものがある。速度の自主規制は普通車180キロ、軽自動車140キロ、自動二輪車が180キロ(法定では100キロまでなのにどうして180キロだ)、一種原付は60キロ(30キロ以上出せないのにどうして60キロだ)、バスとトラックは90キロ、馬力規制は軽自動車以外は撤廃されたが、普通車は280馬力、バイクは50ccが7.2馬力、125ccが22馬力、250ccが45馬力、400ccが59馬力、750ccが77馬力、1000cc超が100馬力で、誤差10%以内だったようだ。
しかし、バイクの場合は大型二輪の人気が高まったことやフルパワーの逆輸入車が簡単に手に入るようになったことなどで2007年に廃止、四輪も交通事故死者が減少傾向であることなどから2004年に廃止となったようだ。軽だけは未だに64馬力規制が続いていると言う。
しかし、これらの数字ってどうしてこうも中途半端なんだろう。四輪なら200キロ、300馬力とか切りのいい数字にすればいいのにと思う。これはお上から、「ちょっと控えたらどうかね」と申し入れがあった時に最もハイパワーな車の馬力を上限として規制したかららしい。軽もちょっとエンジンなどに手を入れれば80馬力程度は簡単に出せると言う。
わがCB1300は規制廃止で101馬力となったそうだ。この辺はバイク優等生ホンダらしい。速度リミッターは物理的に180キロ以上速度が出せる車にしか付いていないと言う。確かにどんなにアクセルを踏んでも(バイクの場合は回しても)、180キロまで加速しない車両にはスピードリミッターは必要ないだろう。四輪ではもうずい分前の話になるが、ビスタVSツインカムで5,6回速度リミッターが作動したことがある。それ以後はそんなことは一度もない。
バイクもCB1300なら間違いなく180キロは出るだろうが、バイクの場合、120キロ以上になると風圧が強くて速度がどうこうよりも風圧との戦いになってしまうので100キロから120キロ程度でそれ以上は控えている。現在はバイクは隼、ZX14R、H2、R1、ZX辺りの200馬力、四輪はLFAの560馬力、GTRの550馬力辺りが最高値とか。でも普通に公道を走る分にはそんな馬力は必要ないよなあ。LFAにはちょっと興味があるが、今は程度のいいものは1億近い値がついている。ホンダのRC213V‐Sも相当なプレミアがついているだろう。まあ普通の車に普通のバイクで十分だが、・・。