どかもんメンテナンス講座 ビラーゴ F・ブレーキO/H(結局掃除だけ♪)汗
2015年09月16日 21:59 グー!(22)|コメント(33)
ヤマハ XV250 Virago|ビラーゴ250(XV250ビラーゴ)(1992年式)
F・ブレーキが利かない症状が、だんだんひどくなって来たビラーゴ。
ちび助さんに試乗して貰ったら、『キャー!、ブレーキが利かな〜い!』って、お褒めの言葉を頂戴しました。(汗)
ブレーキレバーを握っても、硬くて指が痛くなるほどに、なって来ました。
キャリパー・ピストンが固着している事が明らかな印象です。
このままでは、いけないと、一念発起してブレーキのO/Hをする事にしました。(おおげさ♪)
用意したのは、ブレーキフルード:DOT4 1L、注射器:大・小とバルブコックが付いたチューブのセット、ブレーキ・ピストン・プライヤー、、、オイル受け、ウエス、ブラシ:金属+樹脂、、、その他 です。
師匠さんから、『レバーが固い場合は、マスターシリンダーが詰まってる事も有るよ』って、アドバイスも頂いていました。
まずはブレーキフルードをすべて抜きます。
次にマスターシリンダーの動きを確認⇒柔らかい感じで、詰まりはなさそう?。
キャリパーを外して外観チェック⇒パットのカスが付いて汚い汚い。♪
パットを外して点検⇒まだ十分厚みが有り残量は十分。♪(掃除して再利用)
パット固定ピンに錆が発生して、表面のメッキを剥がしてる⇒サンドペーパーで錆び取り+グリス塗布
キャリパーを軽く掃除して、いよいよピストンをプライヤーを使ってグリグリして動かしてみます。
、、、が固着がひどく、工具を使っても全く緩む(回る)気配が感じられません。
恐れていた事が目の前に、、、ガーン!。 ここまで固着がひどいと専用工具も役立たず。(汗)
何か良い方法は?、、、こうなったら、キャリパーを鍋に放り込んでグツグツ煮込むか?、金網の上で焼くか?、せいろで蒸すか?、、、(笑)
仕方ない、今日はここまで、、、、あとはショップに依頼したいが、どこに持ち込もうか?、、、(汗)
外した部品を組み付け、ブレーキフルードの注入ですが、せっかくなので、キャリパー側から注射器で送り込み、エアーの噛みこみを極力少なくなる方法に挑戦しました。
これがなかなか説明書の様に上手く行かない、、、。
最後は一般的なリザーバータンクからフルードを入れて、、、レバーをニギニギしてエアーを出し、キャリパーのドレン弁の開け閉めでエアーの排出をしました。
そこそこレバーの手応えが出たところで、レバーを一杯に握った位置で、ロープで固定、、、30分間放置。
そうこうしてると、ついに雨が降ってきました。
急いで片付けて、約1kmの試運転へ、、、ブレーキの利きは良くなっていないものの、レバーは柔らかくなり、これならOKの感じです。、、、ブレーキの引きずり音少々有り。
(もっと試運転をしないと、、、フルードの漏れはないか?、など安心出来ませんね。)
ショップへ持ち込めるまで、暫くはこのまま♪、来週の高野龍神・椿温泉ツーリングでも、どこでも行かるかも〜??。(笑)
結局O/Hじゃなくて、ただの『掃除』になってしまいました。♪(ニコニコ)
写真1:2015年09月16日 投稿
ビラーゴのF・ブレーキ・マスターシリンダーが入ったリザーブタンクです。(レバーホルダー兼用)
マスターシリンダーが詰まっていると、レバーの握りが硬くなるそうです。
(師匠さんのアドバイス♪)
写真2:2015年09月16日 投稿
リザーブタンクの中にはゴミもなく綺麗でした。
レバーをニギニギして確認すると、勢いよくフルードが飛び出して来ます。(注意してね。♪)
マスターシリンダーの分解はしません。
消耗部品を用意してませんので。♪
どうやら動きは良いみたいです。
レバーも随分軽くなりました。
(まるでエアーを噛んでいる様に、、、笑)
写真3:2015年09月16日 投稿
削れたパットのカスで、かなり汚れていますね。
ゴムのカバーが、にじみ出したフルードで、溶け始めています。
奥のオイルシールが、劣化しているのでしょう。
消耗パーツを準備してないので、分解はしません。
溶け始めたゴムブーツを撤去しました。
写真4:2015年09月16日 投稿
デイトナ赤パットです。(笑)
13000km走行していますが、パットの残量は十分です。
掃除して(表面を目立てして)再利用します。
30000kmは行けそうです。♪
ブレーキを控えめにすれば、5万キロもOKかも?(笑)
写真5:2015年09月16日 投稿
ピストンは内側の錆がひどく、外側にも小さな錆が、、。
固着がひどいです。
ピストンの周りのパット・カスを取って綺麗にします。
写真6:2015年09月16日 投稿
パットを保持するピンです。
これも錆が発生して、表面のメッキを剥がしていました。
サンドペーパーで錆を落とし、グリス塗布です。
これも再利用です。
軽量・低馬力の250ccでは、強大なブレーキ力は必要としない為、メンテも適当でOK、、、と皆さんは思わないで下さいね。♪
(新品交換をお勧めします。)
写真7:2015年09月16日 投稿
ピストンプライヤーで何度も試しましたが、固着の程度がひどく、まったく動く気配が感じられません。
ここまでひどいと、専用工具でも無理ですね。(大汗)
自力での作業を今日は諦めて、撤収です。(誠に残念)
雨が今にも降って来そうですから。(言い訳)
手元に来るまで3100円、決して安い工具ではなかったのですが、役に立たないとは、、、。
写真8:2015年09月16日 投稿
大きな注射器を使って、キャリパー側からフルードの注入に挑戦しました。
説明書に依れば、この方法の方が、エアーの噛みこみが少ないとか、、、但し、コツ(慣れ)が必要な印象がしましたが、、、果たして、結果は?
やはり慣れないからか?、上手く行きません。(泣き)
通常の様に、上から入れて、レバーをニギニギして♪エアー抜きをしました。(汗)
写真9:2015年09月16日 投稿
レバーの握り硬さ(手応え)が、そこそこになったので、、、
(皆さんは十分な硬さになるまで続ずけて下さい。)
レバーを一杯に握った位置で、ロープで固定、そのまま30分放置。
キャリパー側のドレンバルブを緩めて、最後のエアー抜き確認をします。