スズキ | SUZUKI SV400S

車輌プロフィール

ネイキッドスタイルの姉妹モデル、SV400と同時に、ハーフカウル装備のSV400Sが登場したのは1998年9月だった。普通二輪免許(当時)で乗ることができる最大排気量の400ccクラスは、とりわけスポーツモデルにおいては重要なカテゴリーを占めており、スズキは、イナズマ(油冷4気筒)やインパルス)水冷4気筒)に続いて、水冷V型2気筒のSV400Sを送り込んだかたちになった。ネイキッドのSV400との差異は、二眼ヘッドライトのハーフカウルを装備したことと、セパレートハンドルを採用したこと。ハンドル位置が下がり、よりスポーティーなライディングポジションが得られていた。たっぷりとしたサイズのカウルによって、Vツインらしいスリムさは(SV400ほど)感じることはないが、4気筒モデルよりも大幅に軽く、低回転からの太いトルクによって、高い運動性能を示した。2000年2月にはマイナーチェンジを受け、フロントブレーキがこれまでのシングルディスクからダブルディスクに強化されるなどの変更を受けた。その後、2008年からの平成19年排出ガス規制を前に、SV400Sの生産は終了したが、搭載されていた水冷4ストV型2気筒DOHCエンジンには、フューエルインジェクションが組み合わされ、規制をクリア。2010年登場のグラディウス400に搭載されて、スズキ・Vツインスポーツの灯は受け継がれた。

2005年 SV400S (カタログメイン)
2005年 SV400S
2005年モデル
スズキ SV400S

基本スペック

タイプグレード名 SV400S
型式 BC-VK53A
発売年 2005
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2070
全幅 (mm) 740
全高 (mm) 1130
ホイールベース (mm) 1415
最低地上高(mm) 140
車両重量 (kg) 189
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 37.0
測定基準(1) 国交省届出(60km/h走行時)
原動機型式 K508
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 399
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 72
行程(ピストンストローク)(mm) 49
圧縮比(:1) 11.8
最高出力(kW) 39
最高出力(PS) 53
最高出力回転数(rpm) 10500
最大トルク(N・m) 41
最大トルク(kgf・m) 4.2
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 16
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 592.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR7E
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YTX9-BS
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.620
2次減速比 3.000
変速比 1速 2.460/2速 1.776/3速 1.379/4速 1.125/5速 0.961/6速 0.851
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 45
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 108
フレーム型式 トレリスフレーム
キャスター角 25°00’
トレール量 (mm) 100
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 120/60ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)荷重指数 55
タイヤ(前)速度記号 (W)
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 160/60ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)荷重指数 69
タイヤ(後)速度記号 (W)
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 3.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 4.5
ヘッドライト定格(Hi) 55W
ヘッドライト定格(Lo) 55W
テールライト定格(制動/尾灯) 21W/5W