ヤマハ | YAMAHA XJR400

車輌プロフィール

XJR400のデビューは、1993年3月。ここから、後に高性能モデルとして登場する後継車XJR400Rの生産が終了する2007年モデルまで、およそ14年間のモデルライフを送ることになる。もともと、XJという名称はヤマハ4ストロークスポーツモデルを象徴するブランドであり、93年当時は、大型二輪免許の教習所での取得が始まっていなかったため、XJR400は、多くのライダーにとって実際の購入対象になりうるネイキッドスポーツだった。エンジンは399ccの空冷並列4気筒DOHC4バルブで、安定した冷却を行うためにオイルクーラーが標準装備されていた。94年4月には、バリーションモデルとしてXJR400Sが追加され、Sにはオーリンズサスが標準装備されていた。95年にマイナーチェンジを受けたが、同年には足回りの装備を変更した上級モデルとしてXJR400Rが登場し、XJR400は「ベースモデル」という立ち位置となった。96年モデルまで設定され、以降はXJR400Rに集約された。

1996年 XJR400 ディープレッドカクテル2(カタログメイン)ディープレッドカクテル2
1996年 XJR400ディープレッドカクテル2 1996年 XJR400ブラック2
マイナーチェンジ
1996年モデル
ヤマハ XJR400

ヤマハ独自の衝撃吸収材「ワイラックス」をシートに内蔵し、快適な乗り心地とスポーツ走行でのフィット感、10ミリの低シート高化を実現した。「XJR400」としては最終モデルとなった。

基本スペック

タイプグレード名 XJR400
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
発売年 1996
発売月 3
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2025
全幅 (mm) 735
全高 (mm) 1090
ホイールベース (mm) 1435
最低地上高(mm) 115
シート高 (mm) 760
車両重量 (kg) 178
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 399
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 55
行程(ピストンストローク)(mm) 42
圧縮比(:1) 10.7
最高出力(PS) 53
最高出力回転数(rpm) 11000
最大トルク(kgf・m) 3.5
最大トルク回転数(rpm) 9500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 BS30×4
燃料タンク容量 (L) 18
燃料(種類) レギュラーガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR9E
点火プラグ必要本数・合計 4
搭載バッテリー・型式 YTX9-BS
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 2.8
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.606
2次減速比 3.000
変速比 1速 2.733/2速 1.947/3速 1.544/4速 1.240/5速 1.074/6速 0.930
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 45
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 110
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 26°
トレール量 (mm) 99
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 110/70-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 54
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 150/70-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 69
タイヤ(後)速度記号 H
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 3.0
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 4.0
ヘッドライト定格(Hi) 60W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H4
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計