ヤマハ | YAMAHA WR450F

車輌プロフィール

WR450Fは、主に日本国外で販売されてきたエンデューロレース用マシンだった。しかしながら、2012年から数年間のみ、日本国内仕様が設定され、公道走行不可の競技専用モデルとして販売されたことがある。国内仕様が発表さらたのは、2012年4月。この年の10月までの期間限定受注生産車としての販売だった。仕様は欧州などに向けたWR450Fと同じで、449ccの水冷4スト単気筒DOHCエンジンをアルミ製のフレームに搭載。エンジンのバルブは、吸気3本+排気2本の5バルブが採用され、フレームはモトクロスレーサーのYZ250F(2012年型)と同時に開発されたものだった。2014年12月には、グラフィックパターンを変更した2015年モデルが、やはり期間限定で販売され、日本国内向けの最終仕様となった(2018年現在)。その後も海外では販売が継続され、2016年モデルでは4バルブ化され、2018年モデルからはセルフスターターのみとなり、2019年モデルでは外観イメージが一新され、2021年モデルではフルモデルチェンジを受けた。なお、ヤマハのオフロードモデルに用いられる名称において、「WR」はワイド・レシオを意味し、エンデューロ用モデルであることを示していた。

2021年 WR450F Icon Blue(カタログメイン)Icon Blue
2021年 WR450FIcon Blue 2021年 WR450F(リアビュー) 2021年 WR450F(モード切り替えスイッチ)
フルモデルチェンジ
2021年モデル
ヤマハ WR450F

ヤマハのエンデューロレース用モデル、WR450Fが、2021年で全面変更を受けた。モトクロッサーのYZ450Fをベースにしたエンジンは、新しいシリンダーヘッドとピストンによって。13.0:1の高圧縮比を実現。エンジンマッピングはハンドルバーのスイッチで変更可能だった。

基本スペック

タイプグレード名 WR450F
モデルチェンジ区分 フルモデルチェンジ
仕向け・仕様 海外向けモデル
全長 (mm) 2175
全幅 (mm) 825
全高 (mm) 1270
ホイールベース (mm) 1480
最低地上高(mm) 320
シート高 (mm) 955
車両重量 (kg) 119
乗車定員(名) 1
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 449
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 97
行程(ピストンストローク)(mm) 60.8
圧縮比(:1) 13
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 7.9
燃料(種類) ハイオクガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 0.9
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 27°10′
トレール量 (mm) 116
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
フロントホイールトラベル(mm) 310
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアホイールトラベル(mm) 317
タイヤ(前) 90/90-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 54
タイヤ(前)速度記号 M
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 130/90-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 69
タイヤ(後)速度記号 M
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
メーター表示:時計
車両装備:走行モード切り替え