ホンダ | HONDA VTZ250

車輌プロフィール

VTZ250は、1987年4月に発売されたロードスポーツモデル。モデル名からも明らかなように、250ccクラスの4ストV型2気筒エンジンを搭載した「VT250・シリーズ」の一員で、フェアリングレス(カウルなし)モデルとしては、VT250Z(1984年-)の後継モデルだった。名称も、ルックスも、VT250Zとよく似ており、文字の並び(Zの位置)が異なるので別モデル扱いにしたが、実質上、VTZ250は、VT250Zのモデルチェンジ版にあたった。一見して明らかなモデルチェンジポイントは、VT250Zではインボードタイプだった前輪のディスクブレーキが、アウト(ディスクが露出)方式になったこと。よく見れば、前輪のフェンダーもタンクも、サイドからテールにかけてのカウル形状も一新され、フレームも、ツインチューブ型に変更されていた。登場後、短いスパンでのマイナーチェンジを行ないつつ、同じVT250シリーズのカウルなしモデルである「VT250スパーダ」の登場(1988年12月)以後も、しばらく併売された。

1989年 VTZ250 パールクリスタルホワイト(カタログメイン)パールクリスタルホワイト
1989年 VTZ250パールクリスタルホワイト 1989年 VTZ250グラニットブルーメタリック
カラーチェンジ
1989年モデル
ホンダ VTZ250

最終モデル。VT250系ネイキッドの系譜は、スパーダを経て、VTR(250)へと続いていった。

基本スペック

タイプグレード名 VTZ250
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ
型式 MC15
発売年 1989
発売月 8
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2035
全幅 (mm) 715
全高 (mm) 1070
ホイールベース (mm) 1370
最低地上高(mm) 140
シート高 (mm) 745
乾燥重量 (kg) 145
車両重量 (kg) 160
最小回転半径(m) 2.7
乗車定員(名) 2
燃料消費率(1)(km/L) 50.6
測定基準(1) 50km/h走行時
原動機型式 MC15E
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 249
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 60
行程(ピストンストローク)(mm) 44.1
圧縮比(:1) 11
最高出力(PS) 40
最高出力回転数(rpm) 12000
最大トルク(kgf・m) 2.6
最大トルク回転数(rpm) 9000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 VD10
燃料タンク容量 (L) 13
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 657.8
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 CR8EH-9
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YB9-B
バッテリー容量 12V-9Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 2.5
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 1.9
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 2.0
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-30
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
1次減速比 2.821
2次減速比 2.928
変速比 1速 2.733/2速 2.000/3速 1.590/4速 1.332/5速 1.152/6速 1.034
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 14
スプロケット歯数・後 41
チェーンサイズ 520
標準チェーンリンク数 104
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 26°20′
トレール量 (mm) 104
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 100/80-17
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 52
タイヤ(前)速度記号 S
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 120/80-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 61
タイヤ(後)速度記号 S
タイヤ(後)タイプ チューブレス
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.25
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.50
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計
車両装備:センタースタンド