ホンダ | HONDA バイアルスTL50 | BIALS TL50

車輌プロフィール

1976年2月、CB50JX-1とXE50とともに、本格派50ccバイクトリオの一角として発売されたのが、バイアルスTL50だった。バイクとトライアルスを掛け合わせた造語だった「バイアルス」というモデル名と、その見た目から分かるように、TL50は、50ccだけど本格的なトライアルバイク、という位置づけ。CB50系の縦型49cc空冷4スト単気筒エンジンは、同時発表のトリオ共通ながら、それぞれのキャラクターに合わせたセッティングになっており、バイアルスTL50は、低速を重視するトライアル走行のためにバルブタイミングを調整し、4.2psを9,500回転時に発生していた。ミッションは5段リターン式で、リアショックは5段階に調整可能だった。但し、いかに「本格派」とはいえ、ホイールサイズはフロント18インチ、リア17インチで少し小さめ。競技に用いるというよりも、トライアルを手軽に楽しむに不足ない、というのがバイアルスTL50の真価だった。

1978年 BIALS TL50 ホワイト/グリーン(カタログメイン)ホワイト/グリーン
1978年 BIALS TL50ホワイト/グリーン 1978年 BIALS TL50ホワイト/レッド
マイナーチェンジ
1978年モデル
ホンダ BIALS TL50

CB50系の4スト50ccエンジンを搭載。このエンジンは、後年のエイプ(2001年)まで採用さていった。50ccトライアルモデルとしては、1983年末にTLM50が登場するが、TLM50は2ストエンジンを搭載。

基本スペック

タイプグレード名 BIALS TL50
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 TL50
発売年 1978
発売月 2
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1825
全幅 (mm) 735
全高 (mm) 985
ホイールベース (mm) 1185
最低地上高(mm) 215
車両重量 (kg) 80
最小回転半径(m) 1.7
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 85.0
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機型式 TL50E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
内径(シリンダーボア)(mm) 42
行程(ピストンストローク)(mm) 35.6
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(PS) 4.2
最高出力回転数(rpm) 9500
最大トルク(kgf・m) 0.36
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 4
満タン時航続距離(概算・参考値) 340.0
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 マグネット式
点火プラグ標準搭載・型式 C6HSA
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 6N2
バッテリー容量 6V-2Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 0.9
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 4.437
2次減速比 3.916
変速比 1速 3.082/2速 1.881/3速 1.399/4速 1.129/5速 0.959
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 ダイヤモンド
キャスター角 62°00′
トレール量 (mm) 97
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
リアサスペンションストローク(mm) 2
タイヤ(前) 2.50-18
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 2.75-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.4
ホイールリム幅(後) 1.4
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.50
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.75
ヘッドライト定格(Hi) 15W/15W
テールライト定格(制動/尾灯) 10W/3W
スピードメーター表示形式 アナログ