ホンダ | HONDA ロードパル | ROADPAL

車輌プロフィール

「ラッタッタ」のキャッチフレーズで親しまれた「ロードパル」は、それまでのバイクのイメージを覆す画期的なスタイルで、1976年2月に発売された。後年主流になる「原付スクーター」のさきがけともいえるもので、まるで自転車のようなフレームに、14インチの小径タイヤを組みあわせ、変速機構はなくギアチェンジもしなくてよかった。主なターゲットになったのは、主婦を中心とした女性ユーザーで、とにかく簡単に操作できることが重視されていた。エンジンは49ccの2スト単気筒で、その始動方法は珍しいかたち。キックペダルはなく、タップスターターを踏み込んで、リアブレーキを引けば、ゼンマイ開放されてスターターが動く、というものだった。翌年にはタップスターターを廃し(自動巻きにした)ロードパルLが登場し、79年には2速オートマのロードパルSが登場するなど進化していくが、女性用ファミリーバイクは、だんだんとステップスルー型のスクーターが主流になっていった。

1976年 ROAD PAL (カタログメイン)
1976年 ROAD PAL
新登場
1976年モデル
ホンダ ROAD PAL

自転車のようなフレームにエンジンを搭載し、ミニサイクル並みの14インチタイヤで、変速機構なしの、女性向けファミリーバイクとして登場したロードパル。原付スクーターの原型ともいえるモデルだった。49cc空冷2スト単気筒エンジンを搭載。始動のためのキックペダルはなく、ペダルを踏んでゼンマイを巻き、その力でクランクを回す「タップスターター式」が採用されていた。

基本スペック

タイプグレード名 ROAD PAL
モデルチェンジ区分 新登場
型式 NC50
発売年 1976
発売月 2
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1545
全幅 (mm) 600
全高 (mm) 985
ホイールベース (mm) 1050
最低地上高(mm) 120
シート高 (mm) 715
車両重量 (kg) 44
最小回転半径(m) 1.5
乗車定員(名) 1
原動機型式 NE50E
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 40
行程(ピストンストローク)(mm) 39.6
圧縮比(:1) 6.7
最高出力(PS) 2.2
最高出力回転数(rpm) 5500
最大トルク(kgf・m) 0.37
最大トルク回転数(rpm) 3500
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PS12
燃料タンク容量 (L) 2
点火装置 マグネット式
点火プラグ標準搭載・型式 BP4HS
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 6N2-2A-8
バッテリー容量 6V-2Ah
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 0.80
クラッチ形式 自動遠心
変速機・操作方式 自動変速
フレーム型式 バックボーン
キャスター角 23°00′
トレール量 (mm) 70
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 2.00-14
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(後) 2.00-14
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
ホイールリム幅(前) 1.1
ホイールリム幅(後) 1.1
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.25
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.00
ヘッドライト定格(Hi) 15W
テールライト定格(制動/尾灯) 10W/3W